A-2.DXのメリット『書類管理の効率化』

文房具やオフィス家具、事務機器を製造・販売するコクヨ株式会社の報道資料によれば、書類探索に要する時間は1年で80時間にもなるということです。紙の山から目的の書類を探すのは大変です。1か所にあればまだしも、キャビネットに分散していたり、段ボールに入れて倉庫に保管しているかもしれません。

ところが、探す対象がデジタルデータ、すなわちPCで作成・保存するファイルであれば母数が多くとも『検索機能』で瞬時に候補が表示されるはずです。電子化のメリットはまさにこの検索性にあると思います。

書類を探す時間は“1年で約80時間”
(略)1日のうち書類を探す時間はおおよそ20分であることが分かっています。これを1年間に換算すると、約80時間に相当します。(略)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000107.000023621.html

1日に20分というのは平均でしょうから、間接部門など書類の多い部署ではもっと多いかもしれません。また、1日の労働時間を8時間とすれば10日間にも相当します。もったいないな、と誰しもが考えますよね。

同じ調査で書類に関するお悩みをたずねたところ、下図のような結果が出ています。

これらのお悩みはDXで大部分が解消できるはずです。紙の書類からデジタルデータファイルに変えることで、書類管理が大幅に効率化できるということですね。